第五号

こぷにちわ〜。
最近鬱になってきた気がするのは気のせいでしょうか?
やばい、黒化しそう・・・。

chapter3

校舎内を歩き続ける直美と世以子。
しかし幽霊の姿は見当たらない。
ただただ時間だけが過ぎていく・・・。

そんな二人が空腹に襲われるのはそう遠いことではなかった。
直美「世以子・・・お腹すいた・・・。」
世以子「そだね・・・。昼食とったの今から・・・って、この空間じゃ時間なんてよく分からないか。」

直美「世以子・・・。」
世以子「何?」
直美「バームクーヘン・・・いや、ロールケーキ食べない?」
世以子「なんであたしの髪見て言うの?」
直美「独り占めする気・・・?許さない・・・。」
世以子「ちょっと!目を覚まして直美!!」


直美「はっ!いけない・・・。危うく世以子の髪が無くなるところだった。」
世以子「び・・・びっくりした・・・。」

直美「思い出した! 朝の調理実習で作ったクッキーがまだ残ってたんだった。」
世以子「マジで!?食べよ食べよ!」
直美「あれ?少し黄色いような・・・。」
世以子「ギクッ!」
直美「何今の。」
世以子「な・・・なんでもないよ〜♪」
直美「変なの。ほら!先に食べなよ。」
世以子「あ・・・あっしは後でいいでござんす。」
直美「何そのしゃべり方。まあいいや。」

パクッ!





直美「辛ッ!!何これ辛ッ!」
世以子「・・・。」
直美「まさかあんたが・・・。」
世以子「あ・・・あたしはただ、イタズラ用のクッキーを直美のクッキーの隣に置いただけだよ。」
直美「何で置くのよ!」
世以子「なんとなく・・・。」
直美「どうすんのよ!これじゃ食べられないじゃない!バカじゃないの!」
世以子「そ・・・そんなに言わなくてもいいじゃん!そりゃあたしだって悪いとは思うけどさ!間違えたのは直美だし、あたしだけが責められるのは理不尽じゃない!」
直美「もうどっか行って!顔も見たくない!」
世以子「そんな・・・。」
直美「あんた見てると虫唾が走るの!!」
世以子「そう・・・。分かった。一人で行くね・・・。」
直美「あ・・・。」
世以子「バイバイ・・・直美。」

直美は謝ろうとするが、心の底の怒りの感情が言葉を発せさせない。
そのときの世以子との別れが、直美にはなぜだか永遠の別れに思えた。
直美がふと顔を上げるとそこには・・・。

おまえたちはほんとうはおたがいがきらい。いずれ殺しあう。

と書かれた一枚の紙が目に飛び込んできた。
直美はその紙をはがすと、思い切り鼻をかんで穴に投げ入れ、世以子を探しに行った。

直美「話の流れ的に三階のトイレね!」
直美は階段を駆け上がる。
そしてトイレ。
奥から二番目の扉が少し開いている。
そこに首を吊った世以子がいるはず・・・。
直美「世以子!!」
直美が扉を開くと、そこには・・・。






















































世以子「や・・・やっほ〜直美・・・。」
足で両サイドの壁を押し、体重が下にかからないように必死に耐える世以子の姿があった。
直美「ナイスガッツね。」
世以子「ヘヘ・・・助けてぇ・・・。」
直美「もう少しその姿を見ておきたいってのが本音なんだけど仕方ないから助けてあげる。」
世以子「本家では必死に助けようとしてくれたよね?失敗したけど。」
直美「あのときもそうすればよかったのに。」
世以子「そういやそうだね・・・。やば・・・限界かも。」

世以子救出完了。

世以子「いや〜助かった助かった。」
直美「本家無視ね。」
世以子「まあそう言わずに。」
直美「全くこの子は・・・ほら、早く行こ!」
世以子「およっ!」


次回予告
直美達がいなくなったことに気づいた哲志たちは、救出に向かうためあのボタンを押す!
本家無視の今、どんなことが待ち受けているのか!

次回コープスパーティーchapter4
良樹の日常告白!不良はつらいよ!
お楽しみに。

本家無視だとキャラの使い勝手がいいなあ。
本家プレイしていない方は、ぜひやってみてください!
それではまた。ゆっかゆか〜。