紅魔館の危機!? その1

幻想郷・紅魔館―。
その主であるレミリア・スカーレットは優雅に紅茶を飲んでいた。
近頃は異変も起きていない。
霊夢はたまにしか遊びに来ない。
私から神社に遊びに行ってもいいのだが、従者であるメイド長・十六夜咲夜
「お嬢様、最近カリスマが薄れてきておりますので、外出は控えてください。」
と言われたので、ずっと屋敷にこもっている。
いつものように可愛らしくお願いしてみると、鼻血は出したもののその答えは変わらなかった。 今回ばかりはどうしようもできない。

「お姉様〜!!」
一人の少女が私の元へ駆け寄ってくる。
背は私より少し低く、金色の髪のサイドテール。
背中には変わった形の綺麗な翼。 そして紅い瞳。
彼女の名はフランドール・スカーレット、私の妹だ。
こうして私の元に駆け寄ってくるのは珍しいことではない。
だが、今回は違った。








フランは4人いた。




しかし、私は冷静だ。 なぜならフランには「フォーオブアカインド」というスペルカードがあり、それを発動すれば4人に分身できるのだ。
どうして使っているのか、それは分からなかったが、いつもと同じように返事を返す。
「どうしたの、フラン? 外に出たいって言ってもダメよ。 あなたは力の抑制がきかな・・・」
「「「「あのね、元に戻らなくなっちゃったの。」」」」














はい?
なんですと?
「・・・ごめん、もう一度言ってください。」
「「「「だからぁ〜、元に戻らなくなっちゃったのって言ってるじゃない!!」」」」







聞き間違いじゃなかったようです。
ええ、初めてです、 こんなことが起こったのは。
流石の私も背筋がぞっとしましたよ、ハイ。

「・・・なんで?」
「「「「知らないよ。 なんでか分かってたらそれをキュッとしてどっかーんしてるよ今頃。」」」」
「それもそうよね・・・。」

そこにメイド長合流。
「お嬢様、妹様たちもどうかなさったのですか?」
「咲夜、ちょっと来なさい。 フラン、ちょっと部屋の外に出てなさい。」







少女説明中―。


「・・・という訳よ。」
「あぁ・・・頭が痛くなってきましたわ。」
「フランが一人なら門番に相手をさせられるのだけれど、流石に4人相手をさせるわけにはいかないわ。ここはどうにかしてフランを元に戻さないと・・・。」
「とりあえず、竹林の医者に連絡を入れておきますわ。 もしかしたら体の異常かもしれませんし・・・。」
「そうして頂戴。 私はとりあえず対策を考えるから。」
「分かりましたわ、お嬢様。」

次回へ続く。




適当に書いてみた話、続きはまたいつか。
そういえば、東方十霖鳥のクオンのbot作ってました。
クオン(@quon_blue_bot
よかったらどうぞ。

ディスガイアD2をやりこんでる今日この頃、ゼノリスいいね!
ラミントン使ってみたいです。
それではまた次回。